こんにちは
青薔薇BlueRoseです🌹
今回は、トロピカル方式とサイデリアル方式ってなに?春分点ずれてない?というお話しなんですが
詳しく話すと、す~ごい昔の紀元前2000年のメソポタミア地方の~みたいな話になっちゃうので(◎_◎;)
あまり深堀せずにわかりやすさに重点を置いてお話ししようと思います。
私たちが一般的に使っている西洋占星術は黄道(獣帯)にある星座を南北に約9度ずつ、30度ずつの均等な幅で12星座を位置づけ、そこに10天体や恒星、軌道のポイントの位置を示しています。
つまり、空に目印を付けたんです。そうしないと表せないからね。
私たちは普段、当たり前にカレンダーを見て計画を立てたり
1か月後に友達と会う約束をしたり
また、自分の誕生日がいつ来るのかを知ることができます。
でも、大昔の人たちは自分が生まれてからいつが1歳なのか、30歳なのかわからないのです。「計る」ものが無いからですね。
しかし、自然を観察すると周期的なうつろいがあり
生活に役立てるようになって行きました。
(占星術を学ぶと必ず出てくるカルデア人のお話し。サロス周期とか本当に観察力がすごいよね。星や月の観察、夜空が頼りだったんでしょうね。と言うかそれこそ星のメッセージ宇宙のメッセージと言う感じでしょうか)
つまり、夜空に見える星座、恒星を目印にして観察されてきたのです。
メソポタミア地方は「水瓶座」に太陽が通る時期が雨期だったという話しもあります。
うんうん。なるほど。
子供の頃は、なんで星座の点を結んで無理やり形をつくってるのかな?って思っていましたけどなんか納得しました。
お話を占星術に戻しますね。
天文学(実際の天)で言うと12星座ってそのエリアの大きさは大小あるし、そうなると太陽の滞在期間も星座によって大きく違ってきます。
蠍座なんて7日間、乙女座は44日間もあるんですよ~(そのほかの日数は私の占星術講座テキストに在ります)
全然均等じゃない~~
じゃ~、リアルな天体の動きを使って
ホロスコープ作るのもあり?って思いませんか?
現代の技術ならできますよね!?
あるんですよ~それ!( ゚Д゚)
でもね、占星術の歴史を考えると
天体の位置がリアルだから、これが本当の星の位置だから
「当たる」???
といっても、その意味のなすところが「何であるか?」が疑問点になってくるんですね。
今の西洋占星術はアセンダントが24度もずれているから嘘だ!とか言う話ともつながってきます。
サイデリアルが本物だ~とか。
サイデリアル方式はインド占星術などに使われているものです。
これは古代からの星の見方である恒星をポイントにしているので固定星座帯とも呼ばれているそうです。
でもね北極星だって今の星と別な星が数年後は北極星と呼ばれるんです。恒星も移動はしています。サイデリアルがリアルな星を表す占いだ~と言う話もありますが前述したように「均等区分」している時点で違ってきます。
天文と占いを分けて考えないとお話しにならないのね(;^ω^)
(前述したように現代ではリアル天体星占いがある)
じゃトロピカルって?
占星術の起源と言われているバビロニア占星術ではサイデリアル方式を取っていたのですが、ヒッパルコス(ギリシアの天文学者:紀元前2世紀に歳差を発見)以降に春分点を山羊座0度に規定するトロピカル方式が始まったと言われているんですよね。
歳差運動で春分点が変わっていくのに対応して起点を決めていくので移動星座帯と呼ばれているそうです。
ん?太陽を主たるものとして考える西洋占星術はこれでいいんじゃない?って思いますよね?なんか太陽の現実的な動きに則していてって。
うんうん、でね。
アセンダント(簡単に言えば始まりの点)が1度ずれるのに72年かかるんです。
(歳差運動の説明は省きますね~)
人の一生分の時間ですよ~!(;^ω^)
遡ると紀元前2200年前ごろ、牡牛座から牡羊座に移ったらしい
そこから約72年✖30=2160で次の星座に移るという事になるよね。
魚座がイエスキリストを表すのはこの時代に生まれているからなのかな?知らんけど。
それでね、この長~い長~い歴史の中に「占星術」の生き残りの道が色々あったわけですよ。物理学的発見、科学の発達など「占星術」も分化していくわけです。
その時代の進化と共に西洋占星術にも新しい惑星が発見され加わったり
世の中の出来事とその意味付けを行って来たり。
そして
私たちが使っている西洋占星術は起源は古いけど、現在使っている占星術としては
ウイリアム・リリーの「クリスチャン・アストロジー」1647年著で古典ですからね。
それから378年経ってる現在は72年で割ると5度でしょ。
この目盛りで(ホロスコープ)で意味付けをしてきたのです。
だから、天文学上リアルな星で占う時に、新しい天体の概念じゃなく、今まで意味付けられたものを使うとすると、それもまた違うよね?
っていう事になるんだよね。
占星術をある程度学んでいる人は分かると思うけど
春分点が違う(現在は牡羊座に無い)ことはみんな知っています。
だからその時代のお話しもする人沢山います。
マドモアゼル愛先生も話していますよね。
(しかしその一時代は2160年(◎_◎;)ですよ。グレートコンジャンクションの時代で約250年だからね)
だから春分点ずれているのに、そのまま使っている占星術は間違っているっていうのも
違うんですよね。
いま24度ずれているから
誕生日を、およそ24日ずらせばリアルな太陽星座かと言えば
星座の幅、太陽通過期間違うので一概には言えないんですよね。
ご自分が納得いくところを採用するのが良いと思うんですけどね・・・
結局それをやっていくとオンデマンド占星術になっちゃうんだよね(;^ω^)
計算して現代の春分が何座かを割り出すとホロスコープ上水瓶座になるわけですよ。(水瓶座時代に入ったってこういう事?※1)
でもリアル天文では魚座。(魚座は太陽通過日数が39日もある。30度等分していないとね)
まぁ、これらの事色々考えてみると
天体や星座の持つ意味とそれを当てはめる固定する意味が何処まで占いとしての効力があるのか?という疑問が出てくる。
天体や星座の象意は良いんだけど、クオリティやエレメントとか人間の分析的な部分もすごくいいんだけど。
でね。私は以前から天体の意味や未来予測の予言性に振り回され生きている
人や、預言めいた事に窮屈さと違和感を感じていて、どうにか良い方法はないかな~といつも考えていました。
太陽双子、月射手座なんでね・・・(こういう性格分析には大いに占星術を採用する(^^;))
それでホロスコープの真ん中に自分を置き
人生バランス、(感情バランス、行動バランス、金銭、使命、価値観などなど・・)
バランスを見て自分を知る、そして行動して行くことの一助に使えないかと
考えて占星術を考案中です。
実践的には出来上がっているんだけど文章にするとなると
大変なんですよね~これが(-_-;)
※1水瓶座時代などの誤解について
「風の時代」って土星と木星の合(グレートコンジャンクション)だという事はご存じですよね。
エレメント「風」星座に入るという意味では「風」の意味は考えるけどね。
あと世代を表す意味で「冥王星水瓶座時代」などと言う呼び方もあります。
トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)は公転周期が大きくて動きが遅いから世代が近い人は同じホロスコープを持つわけ。
ここで面白いのがグレートコンジャンクションの移行期なんですよ。
移行期にちょっとだけ次の星座が現れたり引き戻されたりする動きと
社会現象の紐づけが面白い。
これね春分点牡羊座のホロスコープで考察して規定されてきているから
現在使っているホロスコープ上で見ないと便宜上考察しにくくなるんですよね。
学問的にリアル天文でやるのもいいけど。そうすると先述した「意味合い」の問題も出てくるしね。
だから今の西洋占星術は「嘘」とかではなく近年(ここ400年ぐらい)ホロスコープ上に意味合いを規定してきたのね。
それを使っているわけです。
春分点を天文学上の星座で見るリアル星座(天体観測、プラネタリウムなど)
このホロスコープ盤を使っているという事なんですね。
ホロスコープのお正月を変えるかもしれないね・・・
う~~んそうなると問題も沢山出てくるよね・・・
今後、科学の発展で全く違う星の影響がわかるかもしれないし
新占星術が現れるかも???
壮大過ぎる~~~
生きてな~い(;'∀')
それより減税、年金問題、健康問題、世界情勢・・・・か~~~\(◎o◎)/!
では、また。
あなたに幸あれ💗
青薔薇BlueRoseでした🌹
参考サイト